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2012年7月 9日 (月)

世界平和記念聖堂

広島市現代美術館のミュージアム・カレッジに初めて参加しました。今年度は広島建築シリーズ、その一回目、松隈洋レクチャー「村野藤吾≪広島世界平和記念聖堂≫を中心に」、です。先月下旬のことでしたが、いろいろ調べて、消化するのに時間がかかりました。

普段は美術館での開催だそうですが、今回は現地です。

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ここへは過去二回来たことがあります。一回目は、恐らく20年ちかく前、パイプオルガンのコンサートでした(今も月に一回ぐらい開催されているようです)。二回目は、十数年前、知り合いの結婚式でした。とはいえ、聖堂のことについては知らないことだらけです。今回は、ボランティアガイドの方々の説明や、京都工芸繊維大学の松隈洋教授のレクチャーを聴いて、興味深いことを色々知りました。全部は紹介出来ませんが、少しだけ。

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この地にあった教会が原爆によって倒壊した時の司祭、フーゴ・ラッサールがローマ教皇をはじめ世界中からの支援を得て、この聖堂は再建されました。すべて寄付だそうです。設計が村野藤吾、彼に決まるまでには紆余曲折がありました。コンペが行われたのですが、一等なしとの審査で、物議を醸したそうです。因みに、二等が丹下健三、彼は次の年、平和記念公園のコンペで一等を取り、その時の審査員が一等なしを批判した東大教授でした。一等なしには教会側の意向が強かったようです。モダーン、日本的、宗教的、記念的、というのが教会の要求で、これらをすべて満たすのは至難の業でしょう。確かに、コンペに集まった作品はモダン過ぎた感じです。結局、その時の審査員、村野藤吾が無償で設計することになりました。

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煉瓦の積み方が不揃いなのは意図的で、風合いを出す為だそうです。

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このパイプオルガンはドイツのケルン市からの寄贈、その繋がりからか、除幕式には名ピアニスト、ヴィルヘルム・ケンプが来て演奏し、その演奏はレコードになっています。そのレコードの最初に、この聖堂の塔にある鐘の音が入っているようです。この鐘もドイツ(の鉄鋼会社)からの寄贈、四つあって、毎日朝昼夕三回鳴らされています。

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正面のレリーフは圓鍔勝三の作、その前の胸像は、ヨハネ・パウロ二世、1981年に来広し、世界平和をアピールしました。

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大変勉強になった会でした。又参加しようと思います。

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