小石原焼と高取焼
九州へ、その10。
大分県日田市の北に小鹿田(おんた)焼という陶器があります。
最初の出会いは大学生の時でした。
友人から貰った花瓶を今も使っています。
飛び鉋、刷毛目、櫛描き、といった幾何学的な文様が特徴です。
10年ほど前、10軒窯元が残っている小鹿田に行きました。
鄙びた、趣のある、時流を超越した雰囲気でした。
その時買ったものの一つ、ぐい呑み、愛用しています。
昭和になって、柳宗悦が、戦後には、バーナード・リーチが紹介し、
日本はもちろん海外にも広く名を知られるようになりました。
ちょっと西、福岡県朝倉郡東峰村にある、小石原焼の分流です。
なので、小鹿田焼と小石原焼は似ています。
今回、その小石原(こいしわら)を訪れました。
小石原焼は、1682年に開窯したそうです。
たまたま、民陶むら祭というイベントが行われてい凄い混雑、
比較的混んでいない所を見て回りました。
素朴な中にもモダンさが加わったようです。
少し奥まった所に、高取焼宗家、という窯がありました。
高取焼は福岡県で始まり、400年の歴史を持っています。
現在、小石原にありますが、全く違う焼き物です。
探していたものがあったので購入。
気品があり、優美です。
手が出ない程高価なものが多くありました。
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